【2025年版】納骨堂(ロッカー式)のメリット・デメリット・選び方
最新編集日:2025年05年23日
従来のお墓とくらべて費用を抑えられるロッカー式の納骨堂は、都市部を中心に人気が高まっています。
当サイト(お墓の口コミ)が行った1,002人を対象とした納骨堂に関する調査では、全体の
32.5%がロッカー式納骨堂を選択しており、最も多く選ばれている納骨堂の形式となっています。
初期費用の相場は20万円〜70万円と幅広く、立地や段の位置によって価格が変わるのが特徴です。
本記事では、ロッカー式納骨堂の基本知識から費用、メリット・デメリットまで徹底解説します。
納骨堂選びに役立つポイントや注意点もくわしくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ロッカー式納骨堂を選ぶ際に確認すること(チェックリスト)
ロッカー式納骨堂とは
ロッカー式納骨堂とは、ロッカーのような形状の収納スペースに遺骨(遺灰)を安置する形式の納骨堂です。霊園や寺院、専門施設内に多数の小さな区画(ロッカー)が並べられており、それぞれの区画に骨壷を納めて管理する仕組みになっています。
ロッカー式の納骨堂は、シンプルな構造でありながら遺骨を丁寧に個別管理できる点が特徴です。一般的に室内に設置されており、天候を気にせずお参りができることも大きな魅力になっています。
また、費用面でも従来の墓石を建てる場合とくらべて初期費用を抑えられることが多く、都市部を中心に需要が高まっています。
当サイトの調査では、ロッカー式納骨堂を選んだ理由として「管理が容易」が54.0%と最も多く、次いで「費用を抑えられる」が47.9%、「お墓参りがしやすい」が43.6%となっています。このように、管理のしやすさや経済的なメリットが多くの人に評価されていることがわかります。
ロッカー式納骨堂の相場・費用の内訳
ロッカー式納骨堂の価格(初期費用)は、立地や施設の規模、設備の充実度などによって大きく異なります。当サイト(「お墓の口コミ」)の調査では、実際にロッカー式納骨堂を契約した方の分布は下表の結果になりした。
このアンケート結果から、ロッカー式納骨堂の初期費用の価格帯は20万円〜70万円に集中しており、30万円〜50万円が最も多いことがわかります。
全体の66.0%が50万円未満で契約していることから、ロッカー式の納骨堂は「従来の墓石墓」や「他のタイプの納骨堂」より費用を抑えられる選択肢と言えるでしょう。
ロッカー式納骨堂を選ぶ際に「価格」を重視した人は57.0%にのぼり、「立地・アクセス」の次に重視されるポイントとなっています。多くの方が予算内で納骨場所を確保することを重視している傾向が見てとれます。
段位置別の初期費用
ロッカー式納骨堂では、遺骨が安置される「段」の位置によって価格が大きく変わることがあります。一般的には下表のような傾向があります。
価格設定は施設によって異なりますが、一般的に最も参拝しやすい中段(胸から目線の高さ)が最も高価格となる傾向があります。上段はやや見上げる位置、下段はかがむ必要がある位置となるため、それぞれ価格が抑えられています。
参拝時の姿勢や視認性を考慮して段の位置を選ぶことが重要ですが、予算と相談しながら最適な位置を選びましょう。特に高齢の方が頻繁に参拝する場合は、身体的な負担が少ない位置を選ぶことも大切です。
年間管理費・供養料・特別法要費
ロッカー式納骨堂を契約する際は、初期費用だけでなく
「年間管理費」「供養料」「特別法要費」についても確認しておくことが重要です。下表は一般的なロッカー式納骨堂の年間管理費・供養料・特別法要費の目安です。
当サイトの調査では、契約後に「思ったより(初期費用以外に)費用がかかった」と感じた方が17.5%という結果が得られました。契約する前に、初期費用だけでなく「年間管理費」「供養料」「特別法要費」もチェックしましょう。「年間管理費の値上げの条件」「合祀 ※(ごうし)の時期」についても確認しておくと、後々のトラブルを避けることができます。
※合祀:骨壺から遺骨を取り出し、他人の遺骨とまとめて埋葬すること
他のタイプの納骨堂との違い
ロッカー式のほかに納骨堂には以下のタイプがあります。
・自動搬送式納骨堂
・仏壇式納骨堂
・位牌式納骨堂
・墓石式納骨堂
以下は主な納骨堂の種類と違いをまとめた表です(
納骨堂の種類を詳しく知りたい方はコチラをクリック)。
当サイト(お墓の口コミ)の調査では、ロッカー式納骨堂を選んだ方々の特徴的な選択理由として「費用を抑えられるから」が他の形式よりも高い割合(42.3%)を示しています。
また「遺骨の保管環境が整っているから」という理由も多いのですが(40.2%)、他のタイプの納骨堂も保管環境はしっかりしています。ロッカー式納骨堂は、低価格の割には保管環境がしっかりしているという意味でしょう。
ロッカー式納骨堂のメリット
ロッカー式納骨堂の主なメリットをご紹介します。当サイト(お墓の口コミ)のアンケート調査結果も交えながら利用者が感じているメリットについてくわしく解説します。
初期費用を抑えられる
ロッカー式納骨堂の一つ目のメリットは初期費用を大幅に抑えられることです。都市部での墓石建立には数百万円の費用がかかりますが、ロッカー式納骨堂は50万円前後で契約できる施設が多くなっています。
当サイト(「お墓の口コミ」)の調査では、42.3%の方が「費用を抑えられるから」という理由でロッカー式納骨堂を選んでおり、他の形式の納骨堂とくらべて高い数値になっています。
天候に左右されずお参りできる
二つ目のメリットはロッカー式納骨堂は天候に左右されずお墓参りができる点です。多くの場合、ロッカー式納骨堂は室内に設置されているからです。
当サイトの調査でも、ロッカー式納骨堂を選んだ理由として「屋内なので、天候の影響を受けずに墓参りできるから」と回答した方が27.6%にのぼりました。
雨や雪、猛暑などの悪天候でも参拝できる点は、特にご高齢の方や小さなお子様連れの方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
お墓掃除などの管理が不要
ロッカー式納骨堂は草取りや墓石の掃除などの手間がかかりません。定期的な清掃は施設側が行ってくれます。高齢化や核家族化が進む現代において、お墓の管理負担を軽減できることは利用者にとって大きなメリットでしょう。特に遠方に住んでいる方や多忙な方にとって、ロッカー式納骨堂は理想的な選択肢と言えます。
当サイトが行ったアンケートでも、ロッカー式納骨堂を選んだ理由として「管理が容易」と回答した方が54.0%に上りました。
承継者がいなくても契約できる
「承継者(後継ぎ)がいなくても契約できる」のもロッカー式納骨堂の大きなメリットです。一般的なお墓では、家族や子どもなどの承継者が必要ですが、ほとんどのロッカー式納骨堂は、独身の方や子どものいないご夫婦でも契約できます。日々の清掃や供養、一定期間後の合祀も、施設側が責任を持って行います。
「お墓の口コミ」の調査では、ロッカー式納骨堂の種類を選んだ理由として「お墓の継承者がいなくてもよいから」と回答した方が31.0%にのぼりました。
生前契約が可能
生前契約とは、自分が亡くなった後の納骨場所や供養の方法を、あらかじめ自分自身で決めて契約しておくことです。多くのロッカー式納骨堂ではこの生前契約が可能で、遺された家族に申し込みの手間や費用の負担をかけずに済みます。
宗教や宗派の制約が少ない
ロッカー式納骨堂の多くは、宗教や宗派を問わず契約できる「信仰にとらわれない自由なお墓」として注目されています。
ただし、寺院が運営するロッカー式納骨堂は、その宗派が供養を行う前提となっているため、他宗教・他宗派の儀礼は原則として認められていません。納骨やお参りは可能ですが、法要を希望する場合は、その宗派の形式に従う必要があります。
「お墓の口コミ」の調査では、納骨堂を選んだ理由として「宗教や宗派の制約がない」と回答した方が15.6%でした。
ロッカー式納骨堂のデメリット
ロッカー式納骨堂には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットやリスクも存在します。当サイトが行ったアンケート調査では、ロッカー式納骨堂を購入した後に何らかの想定外のことがあったと回答した方が52.8%になりました。ここでは、主なデメリットについて解説します。
段の位置によっては参拝時に体に負担がかかる
ロッカー式納骨堂では、納骨スペースが縦に何段も並ぶため、契約した段の位置によっては参拝時に体への負担を感じることがあります。
・上段の場合は、見上げる姿勢になり首や肩に負担がかかる
・下段の場合は、しゃがんだり中腰の姿勢になり足腰に負担がかかる
契約前には、実際に現地で段の高さや参拝のしやすさを確認しておくと安心です。
一時預かりのイメージがある(お墓参りの実感を得られない方も)
ロッカー式納骨堂は、コインロッカーのように遺骨を安置する形式から「一時預かり」のような印象を持たれることがあります。納骨堂とは別に参拝スペースが設けられている施設が多いものの、石碑などはないため「お墓参りしている実感を得られない」という方もおられます。
当サイトの調査でも、ロッカー式納骨堂の種類を選んだ理由として「一般的なお墓に近い形で供養できるから」と回答した方は9.5%と低く、従来のお墓の雰囲気を求める方には満足度が低い可能性があります。
遺骨の収蔵数(収納数)に制限がある
ロッカー式納骨堂では1区画あたり1〜2体の遺骨を収蔵できる仕様が一般的です。複数名の納骨には制約があるものの、子ども(承継者)のいないご夫婦にとっては、非常に適した選択肢と言えるでしょう。
施設の営業時間外は参拝できない
他のタイプの納骨堂も同様ですが、ロッカー式納骨堂は施設の営業時間外は参拝できません。
お供え物や線香・ロウソクの使用に制限がある
ロッカー式納骨堂では、防火の観点から線香やロウソクの使用が制限されていることがあります。また、衛生面の理由から生花や食べ物などのお供え物も制限されている場合があります。
当サイトが行ったアンケート調査では、ロッカー式納骨堂の契約後に「墓参ルールが(想定よりも)厳しかった」と回答した方が15.0%でした。「お供え物に制限があった」と回答した方も12.6%だったことから、お供え物に関するルールも事前にしっかり確認しておくことが重要です。
契約期間を過ぎると合祀される
多くのロッカー式納骨堂では、契約期間(一般的には17年から33年程度)を過ぎると遺骨は合祀墓に移されます(「合祀される」と言う)。
当サイトが実施したアンケートでは、ロッカー式納骨堂を選んだ理由として「合祀されても問題ないから」と回答した方は12.0%にとどまりました。必ずしもすべての利用者が契約期間終了後の合祀を理解・受容しているわけではないと思われます。
合祀されてしまうと、個別の供養ができず、遺骨も返還されません。長期にわたって遺骨を個別安置したいと考えている方は、契約内容を事前にしっかりと確認することが重要です。
ロッカー式納骨堂を選ぶ際に確認すること(チェックリスト)
本章ではロッカー式納骨堂を選ぶ際に確認すべきポイントについて紹介します。
立地・アクセス
家族・親族の住まいから無理なく通えるか?公共交通機関のアクセスはどうか?駐車場は完備されているか?などを確認しましょう。
当サイト(「お墓の口コミ」)の調査で、ロッカー式納骨堂を選ぶ際に重視した点で最も多かった回答が「立地・アクセス」でした(全体の65.3%)。
費用・契約内容
費用および契約内容で確認すべきポイントは以下のとおりです。
・初期費用(総額・内訳・支払い方法)
・年間管理費(金額・内容・支払い方法)
・供養料や特別法要費
・契約期間と更新条件
・合祀の時期と条件
・解約規定・返金条件
初期費用が安価でも「年間管理費が高い」「短期間で合祀される」といった施設もありますので、契約前にしっかり確認しましょう。
段位置と参拝しやすさ
ロッカー式納骨堂は、収蔵スペースの位置(段)によって参拝のしやすさが大きく変わります。段の高さ(目線の高さが最も参拝しやすい)を事前に確認しておきましょう。
高齢の方が頻繁に参拝する予定の場合は、首、肩、腰に負担が少ない位置を選ぶことをおすすめします。
施設の管理体制・設備の充実度
施設の管理体制や設備の充実度は長期的な満足度に大きく影響します。確認すべき主なポイントは以下のとおりです。
・清掃頻度と施設の清潔さ
・参拝設備(待合室、休憩所、水場など)
・スタッフの対応や専門知識
・バリアフリー対応の状況
・セキュリティ対策(防犯カメラ、入退室管理など)
・災害対策(耐震設計、非常用電源など)と非常時の対応
・施設の耐久性と将来性
当サイトが行ったアンケート調査では、ロッカー式納骨堂を選ぶ際に「管理体制」を重視したという回答が32.5%、「設備」を重視した方が22.4%になりました。契約後に「施設の維持管理に不満がある」と回答した方は12.3%でした。
管理状態の確認は重要です。実際に施設を訪問し、運営年数や管理会社の実績も含めて総合的に判断しましょう。
ロッカー式納骨堂を選ぶ際は見学が必須
当サイトの調査では、納骨堂を選ぶ際に「現地見学」を参考にした方が30.1%でした。
パンフレットだけで決めず必ず見学しましょう。参拝ブースの広さや雰囲気、ロビーや休憩所などの共用施設の清潔さ、お花やお線香などの用意はあるかなどを、自分の目で見て確かめることが大切です。スタッフの対応もチェックポイントです。
できれば複数の施設を見学して比較検討することをおすすめします。費用、立地、サービス内容など、総合的に判断することで納得のいく選択ができます。一度に複数の施設に見学を申し込むと効率的です。
全国のおすすめ施設10選
全国でおすすめのロッカー式納骨堂がある施設を10ヶ所紹介します。
「武蔵陵苑」のここがオススメ
🔸 美術館のような佇まい / 国分寺安息の地で眠る
🔸あなたの希望に合ったプランを選べる
🔸 広い境内と伝統をもつ「黒金山 祥應寺」
【口コミ】
性別:不明 / 年齢:不明 / 評価 ★ ★ ★ ★ ★ 4.0
▶立地・アクセス・周辺環境について
中央線の国分寺駅から徒歩圏内なので通いやすいです。
一人暮らしの息子も都心から一本なのでそこも良い点です。
▶施設・設備・管理状況について
和タイプにしたのですが木造で落ち着ける雰囲気でゆっくりとお参りが出来そうです。
▶霊園・寺院内の雰囲気について
立派な寺院の境内にあり信頼できる場所です。
口コミをもっと見る「伝燈院 麻布浄苑」のここがオススメ
🔸六本木ヒルズにも近く、広尾、麻布十番、六本木の3駅が利用可能です
🔸宗教不問の納骨堂で、どなたでも申し込みが可能です
🔸 エレベーターがあるため車イスの方でも安心して利用できます
「大田区霊園 百月院」のここがオススメ
🔸納骨堂・庭園墓地・樹木葬の3種類をご用意しており、ライフスタイルや価値観に応じて最適な供養の形を選ぶことができます
🔸明るく開放的な造りで、清潔感があり、訪れる人々に心の安らぎを与える設計となっています
🔸 お墓じまいの際にも、樹木葬「還月の樹」の白梅の下でご遺骨を土に還し、秀明寺が責任を持って供養を行います
「天妙国寺鳳凰堂」のここがオススメ
🔸京急本線「青物横丁」駅より徒歩5分の好アクセス。駐車場も完備しているので、車でのお参りも安心です
🔸将来も安心の永代供養付きで、お墓の跡継ぎがいない方や、子供に迷惑をかけたくないという方でも安心して利用できます
🔸過去の宗教・宗派は不問で、どなたでも申し込みが可能です
「白金はなぞの霊園」のここがオススメ
🔸アクセスが良好で、公共交通機関を利用して容易に訪れることができる港区の霊園です
🔸都会の中にある静かな環境で、四季を通じて緑が豊かで心安らぐ空間を提供しています
🔸宗教や宗派にとらわれず、様々な信仰を持つ方が利用できる宗教不問の霊園です
「霊源寺納骨堂 博眞閣」のここがオススメ
🔸納骨堂「博眞閣」は、紺色に金を組み合わせた色合いになっていて高級感があります
🔸戦国時代には戦場となり、多くの死者が散乱していた場所に建立された歴史あるお寺です
🔸現在の本堂客殿は、昭和58年に新築されたもので、綺麗に整備されています
🔸最寄りの「「桐が谷」バス停から徒歩1分の立地にあり、アクセスしやすくお墓参りもしやすいのが魅力の1つです
「綾瀬市営 本蓼川墓園」のここがオススメ
🔸市が運営しているため経営が安定しており、安心してご遺骨を預けることができます
🔸宗教の自由を尊重し、将来的に寄付金などの追加費用もありません
🔸敷地のまわりに遮る建物はなく、あたたかな日光が敷地全体を明るい雰囲気にしてくれます
「千寿庵PIANO」のここがオススメ
🔸浦安駅から徒歩8分という好アクセスな場所にあります
🔸無宗教の方はもちろん、家族で信仰している宗教があっても大丈夫です
【口コミ】
性別:不明 / 年齢:不明 / 評価 ★ ★ ★ ★ ☆4.0
▶立地・アクセス・周辺環境について
浦安から徒歩で行けるのでとても便利です。
▶施設・設備・管理状況について
外観が味のあるホテルだったので、通り過ぎてしまいました。
▶霊園・寺院内の雰囲気について
内装もホテルの様で納骨堂ぽくないです。
▶ここに選んだ理由
気軽に足を運べることと、納骨堂を探していたのでこちらにしました。
口コミをもっと見る「善通寺納骨堂 浄門殿」のここがオススメ
🔸宗派の制約はなく、どなたでも申し込みが可能です
🔸無宗教の方はもちろん、家族で信仰している宗教があっても大丈夫です
🔸お墓の跡継ぎ不要で安心の永代供養付きのお墓です
【口コミ】
性別:女性 / 年齢:40代 / 評価 ★ ★ ★ ★ ★5.0
▶ここに選んだ理由
キリスト教でも利用できる納骨先を探していました。
善通寺の浄門殿は宗教を問わず、また檀家にならなくても良いということだったので、こちらに決めました。
口コミをもっと見る「覚王院 納骨堂」のここがオススメ
🔸豊かな自然に囲まれて落ち着いた気持ちでゆっくりとお参りができる名古屋市中川区の納骨堂です
🔸宗派についても制約はなく、どなたでも申し込みが可能です。無宗教の方はもちろん、家族で信仰している宗教があっても大丈夫です
🔸道幅は十分に広く設計されているので、車イスでも問題なくお参りができます
【口コミ】
性別:女性 / 年齢:50代 / 評価 ★ ★ ★ ★ ★5.0
▶霊園・寺院内の雰囲気について
とても落ち着いた場所です。
▶ここに選んだ理由
住職の方とも話して安心できました。
口コミをもっと見るFAQ(よくある質問)
ロッカー式納骨堂に関するよくある質問とその回答をまとめました。当社アンケートの結果も踏まえて、実際のユーザーが疑問に思いやすいポイントについてお答えします。
Q.契約期間後は必ず合祀されますか?
A.多くのロッカー式納骨堂では、契約期間(17年〜33年程度が一般的)終了後に合祀墓への移行が基本となっています。しかし、施設によっては契約更新や延長が可能な場合もあります。
当サイトが行ったアンケート調査では、ロッカー式納骨堂の選択理由として「一定期間後に合祀されても問題ないから」と回答した方は12.0%と比較的少ないことから、この点は事前に確認しておくことが重要です。契約時に合祀の条件や時期、延長可能かどうかを必ず確認しましょう。
Q.段位置によって価格が変わるのはなぜですか?
A.段位置による価格差は、参拝のしやすさによるものです。
一般的には、目線の高さや胸の高さといった参拝しやすい中段の区画が最も高価格となり、かがむ必要がある下段や、逆に見上げる必要がある上段は比較的安価に設定されています。
多くの人が希望する使いやすい高さの区画は価格が高くなる傾向があります。身体的な負担が少なく参拝しやすい位置を選びたい場合は、予算に余裕を持たせることをおすすめします。
Q.停電・地震時はどうなりますか?
A.停電や地震などの緊急時の対応は施設によって異なります。
停電が起きても参拝自体はできる施設が多いです。これは自動搬送式納骨堂のように機械による搬送システムを使用していないためです。ただし、施設のセキュリティシステムや照明などは停電の影響を受けます。
地震対策としては、耐震設計や骨壷の転倒防止策を講じている施設が多いですが、その程度は施設によって差があります。契約前に非常時の対応方針や、バックアップ電源の有無、耐震対策などについて確認しておくことをおすすめします。
Q.香炉・線香は使えますか?
A.多くのロッカー式納骨堂では、建物の防火対策や他の参拝者への配慮から、実際の火を使う線香や蝋燭の使用を制限している場合が多いです。
代替手段として、LED式の電子線香や電子ローソクを用意している施設もあります。また、施設内の共同参拝スペースでのみ実際の線香の使用を許可している場合もあります。伝統的な供養方法を大切にしたい方は、契約前に参拝方法の制限についてくわしく確認しておくことが重要です。
Q.ペットと一緒に入れますか?
A.一般的なロッカー式納骨堂では、ペットと人間の遺骨を同じ区画に納めることはできないケースが多いです。これは墓地埋葬法による規制や、施設のポリシーによるものです。ただし、近年はペット共葬に対応した納骨堂も増えてきています。
ペットと一緒に眠りたい方は、以下のような選択肢があります
1.ペット共葬対応の特別な納骨堂を選ぶ(専用施設がある)
2.人とペット、それぞれ別の区画を契約する(同じ施設内で近い場所を選ぶ)
3.ペットの遺骨を小さな分骨にして、人の骨壷と一緒に納める(施設によっては可能)
大切なペットと一緒に眠りたい方は、契約前にペット共葬の可否について必ず確認しましょう。
まとめ|ロッカー式納骨堂の特徴と選び方
ロッカー式納骨堂は、従来の墓石とくらべて費用を抑えられることや管理のしやすさ、お墓参りのしやすさなど、現代のライフスタイルに合った多くのメリットを持つ供養方法です。
当サイトが実施したアンケートでは、全体の32.5%がロッカー式納骨堂を選択しており、最も多く選ばれている納骨堂の形式となっています。
以下にロッカー式納骨堂の主な特徴をおさらいしておきます。
● 費用相場:20〜70万円が中心で、特に30〜50万円の価格帯が最も多い
● 主なメリット:管理の容易さ、費用の抑制、天候に左右されない参拝環境、継承者不要
● 検討すべきデメリット:一定期間後の合祀、遺骨の収蔵数、参拝方法の制限
● 選ぶ際のポイント:立地・アクセス、費用と契約内容、段の位置、管理体制と設備
納骨堂を選ぶ際は、事前にしっかりと情報収集を行い、複数の施設を比較検討することが大切です。特に重要なのは、自分や家族の価値観に合った施設を選ぶことです。
本記事の情報を参考に、ご家族でよく話し合い、心からの供養ができる場所を見つけていただければ幸いです。
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